<選手たちへ・・・>

 選手の皆さん、このチームで参加できる大会も、いよいよ残すところあと2大会となりました。思い起こせば2年半前、共に同じ宇陀チャレに入団して以来、素晴らしいチームが出来たと思います。しかしながら、結果が伴わず悔しい思いをする事が多く勝てないのが歯痒い思いとしてあるのも現実です。3年生選手の皆さんは努力、実力共に他のチームに劣っているとは思いません。逆に勝てないのが不思議に思うときもあります。

 それは野球はスポーツでありながら流れを引っ張り合う綱引きだからです。勝利をつかむためには勝負に勝つ流れをつかみ「野球の神様」に認めてもらわなければなりません。そして勝利の前に立ちはだかる、球場に住む「魔物」を近づけないようにする事です。

 

<そのために・・・・>

 ①試合中は常に冷静に一生懸命なプレーをする。

   審判のジャッジに腹を立てた態度や最後まで全力で走らない等のプレーをすると「野球の神 

  様」や勝利の女神の機嫌を損ない、流れが相手に傾く。

 ②JK(準備・確認)は常に怠らない。

   JK不足は簡単なミスを招き相手に流れが傾く。エラーやサインミスは相手に流れが傾く原

  因になるが、ミスをした後の態度や気持ちを切り替える事により、野球の神様はもう一度チャ

  ンスをくれます。ふてくされたり、ミスをした選手をカバーできないチームは流れをつかむ事

  はできない。

   外野に抜けそうな球を、内野手が飛び込んでキャッチする。ファーストに送球するが、結果

  セーフになり内野安打になった。アウトカウントは取れなかったが勝負の流れをくい止めたナ

  イスプレーとしてみんなで盛り上がろう。

   外野手がダイビングキャッチを試みるも、キャッチする事は出来ずボールは後方へ・・・し

  かしこれは「野球の神様」がそのあとのボールの処理をどうするかみているのです。この時こ

  そ全力疾走でボールを追いかけ、ボールを勝負の流れ玉と思って正確に早く中継に返そう。こ

  れでまだ流れはひきとめられる。(ただし、無謀なダイビングキャッチは勝利の女神があきれ

  て、どこかに行ってしまいます)                 

 ③試合中はベンチの指示に集中して、ベンチの指示に不信感を持たない。

   不信感を持った瞬間に、「野球の神様」はそのチームを見はなします。選手同士の信頼関係

  も大切ならば、監督と選手たちの信頼関係も大切。監督が自分を信頼してくれてないと思う選

  手はもう一度自分をみつめなおして、自分から監督を信頼するように心がけよう。

   高校に行ってもこの信頼関係は大切な事であり、社会にでれば監督が社長や上司にかわるだ

  けで延々に続く運気を左右する課題である。

     

 みなさんには応援してくれている人達が沢山います。その人達はとても強い横綱野球で勝つ事を望んでいるわけではありません。一生懸命努力して、全力でプレーする事を望んでます。応援してくれている人達に感謝の気持ちを忘れたときに「野球の神様」は(君に野球をやる資格はない)と言って見放します。努力を怠る事・全力プレーをしない事。これは応援してくれている人達を裏切る事になります。

 最後まであきらめない心、勝負は終わるまでわからないもの。あきらめないという精神力・集中力は並大抵では習得できません。しかしこれを経験した選手は必ずこれからの人生にプラスになるはずです。また逆に最後まで油断しない心、大きな点差で勝っていても気を緩めた瞬間に「野球の神様」が(野球をなめたらあかん)と言って機嫌を損ねます。

 

 調子が良い時、悪い時は必ずあるのが野球です。調子が良くヒットを沢山打っていても感謝の気持ちを忘れて天狗になっていれば「野球の神様」は必ずその天狗の鼻を折りにきます。野球人はいつも謙虚な気持ちでひたむきに努力を怠らない事。また調子の悪い時にくよくよしているとますますプレーに影響します。じっと我慢して、より一層の努力を重ねれば本当の絶好調が必ずややってきます。そして自分の調子が悪い時は信頼している仲間が必ず打ってくれると信じよう。 (自分だけ打てない)と悪態をついた瞬間に「野球の神様」は機嫌をそこねます。                                    

 

 エラーはなるべくしてはいけないけど、もしエラーをしてしまったら短時間で深く反省をして気持ちを早く切り替えよう。エラーをして出塁させてしまったら(しまった)ではなくゲッツーを取れるチャンスが来たと考えればいい、併殺を取れれば間違いなく流れを自分達に呼び寄せる事ができる。野球は流れを引っ張り合うスポーツです。

 

 <保護者の皆様へ・・・>                                  

 保護者の皆様、応援席は高校野球でいうアルプスです。みんなで一つになって熱い応援をする事により、そこは宇宙空間となり、「野球の神様」が滞在してくれます。ブラスバンドやチアガールはいませんが一生懸命応援する姿は必ず勝利への流れを引き寄せてくると信じています。相手チームも流れを引き寄せようとして一生懸命応援してきます。一生懸命のレベルを相手よりアップさせれば勝利への道が開けます。熱い応援を期待しています。

 

 野球は流れを引き寄せあうスポーツです。何が起こるかわかりません。選手・ベンチ・応援部隊が一体となって勝利への流れを引き寄せましょう。少しでも長く「野球の神様」に微笑んでもらいましょう。